家や土地を買うとき、意外と見落としがちなポイントが「前面道路の種類」です。
一見すると同じ道路に見えても、「公道」か「私道」かで、将来の暮らしや資産価値が変わることがあります。
公道とは
- 国・都道府県・市区町村などの公的機関が所有・管理する道路
- 誰でも自由に通行でき、維持管理は行政が行います
- 固定資産税や修繕費用の負担なし
- 配管工事なども、行政の許可を取れば可能
メリット
- 管理の手間や費用がかからない
- 将来売却しやすく、資産価値を保ちやすい
私道とは
- 個人や法人、複数人が所有する道路
- 見た目は公道と変わらないことも多い
- 維持管理や修繕は所有者や共有者で負担
- 水道・ガス工事の際は所有者や共有者の承諾が必要になることも
注意点
- 工事費用を住民で割るケースがある
- 共有者が多いと、承諾や調整が大変
- 金融機関によっては住宅ローン審査が慎重になる場合も
事例:購入後に発覚した私道トラブル
相談に来られたお客様で下記のような事がありました。
Aさんは築浅の中古戸建を購入。
引っ越し後、ガス管の老朽化で工事が必要になった際、前面道路が「私道」であることを初めて知りました。
工事には道路所有者全員の署名が必要でしたが、共有者の一人が連絡不通。結果、工事が半年遅れ、仮設ガスボンベ生活に。
Aさんは「契約前に私道の権利や承諾状況を確認しておけばよかった」と後悔されておられました。
買う前に必ずチェック!
- 登記簿で道路の所有者を確認
- 私道なら通行・掘削承諾があるか書面で確認
- 共有者が多い場合は連絡先や関係性も把握
まとめ
公道は管理や将来売却の面で安心ですが、私道でも権利関係が整っていれば問題なく暮らせます。
大切なのは「契約前に確認すること」。不動産会社と一緒に、道路の種類や権利をしっかり調べてから契約しましょう。
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