不動産を売却しようと考えたとき、まず耳にするのが「査定」という言葉です。そして、不動産会社から提示されるのが 「売却査定書」 です。では、この査定書とは一体どのようなものなのでしょうか。
売却査定書とは
売却査定書とは、不動産会社があなたの不動産(戸建て・マンション・土地など)の価値を調査し、「いくらくらいで売れる可能性があるか」を数値化した書類のことです。
いわば、不動産売却の出発点となる“見積もり”のようなものです。
査定書に記載される主な内容
売却査定書には、次のような情報が盛り込まれます。
- 物件の基本情報
所在地、土地面積、建物の延床面積、築年数、構造、間取りなど。 - 周辺の取引事例
近隣で成約した似た条件の物件の売買事例が載り、それを根拠に価格を算出。 - 市場動向やエリア特性
人口の増減、周辺開発の有無、学校や駅への距離など。 - 査定価格の提示
- 「机上査定」:データのみから算出した概算価格
- 「訪問査定」:実際に現地を確認して算出した、より精度の高い価格
査定書サンプル(イメージ)
実際の査定書には、以下のような形式で記載されることが多いです。
- 物件概要:大阪市東淀川区〇〇丁目 戸建住宅
- 土地面積:120㎡(約36坪)
- 建物面積:95㎡(木造2階建・築20年)
- 周辺成約事例:
- 〇〇丁目 築18年 3,200万円
- △△丁目 築22年 2,980万円
- 査定価格:3,100万円~3,300万円
- 売却想定期間:3〜6か月
査定依頼の流れ
- 不動産会社へ査定依頼
ネットや店舗で問い合わせ。複数社に依頼するのがおすすめ。 - 物件情報の提供
住所、面積、築年数などの基本情報を伝える。 - 査定方法の選択
- 机上査定(概算を早く知りたい人向け)
- 訪問査定(正確な価格を知りたい人向け)
- 査定書の受け取り
数日~1週間程度で完成。各社を比較し、売却活動を任せる会社を検討する。
査定書の注意点
売却査定書は非常に参考になりますが、次の点には注意しましょう。
- 高すぎる査定に要注意
中には「専任契約を取りたいがために、実際より高い査定価格を提示する会社」もあります。価格が高すぎると売れ残り、最終的に値下げして時間をロスすることになりかねません。 - 安すぎる査定にも注意
逆に、売り急ぎを狙って安めに提示されるケースもあります。複数の査定書を比べることで適正価格を見極められます。 - 査定の根拠を確認すること
「なぜこの価格になるのか」を担当者に説明してもらいましょう。根拠が明確であれば信頼度も高まります。
査定価格はあくまで「目安」
査定書の価格は 必ずその金額で売れる保証ではありません。
市場の状況や買い手の需要で変動するため、あくまで「参考」と考えることが大切です。
まとめ
「売却査定書」とは、不動産の価値を客観的に示す大切な書類です。
ただし高すぎる・安すぎる査定には注意し、必ず複数の査定書を取り寄せて比較検討しましょう。
👉 納得できる価格でスムーズに売却を進めるためには、 査定価格の根拠をきちんと説明してくれる不動産会社を選ぶこと が成功のカギです。
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