不動産を売却するときには、大きく分けて「仲介」と「業者買取」という2つの方法があります。
仲介は不動産会社に買主を探してもらう方法ですが、もう一つの選択肢である「業者買取」については、あまり詳しく知られていない方も多いのではないでしょうか。今回はこの業者買取について、メリットや流れ、事例を交えて解説します。
業者買取とは?
「業者買取」とは、不動産会社や買取専門業者が直接あなたの物件を買い取る方法です。
仲介の場合は買主が現れるまで広告活動や内覧が必要ですが、業者買取では不動産会社自体が買主になるため、短期間で確実に現金化できるのが大きな特徴です。
業者買取の流れ
- 査定依頼
不動産会社に「買取希望」と伝えると、現地調査や周辺相場をもとに査定を行います。 - 買取価格の提示
数日~1週間程度で業者から買取価格が提示されます。 - 条件交渉・契約
金額や引き渡し条件を確認し、合意が取れれば売買契約を締結します。 - 引き渡し・代金決済
契約から1〜3週間程度で決済が行われ、売却代金が入金されます。
仲介と業者買取の比較表
項目 | 仲介(一般的な売却) | 業者買取 |
---|---|---|
売却価格 | 市場価格に近い、高く売れる可能性 | 市場価格より1〜2割低い |
売却スピード | 平均3〜6か月程度 | 最短数日〜数週間 |
販売方法 | 広告・内覧が必要 | 広告・内覧なし |
周囲への認知 | 売却活動で近所に知られる可能性あり | ほとんど知られない |
契約不適合責任 | 一定期間責任を負う必要あり | 免除されやすい |
荷物処分 | 片付けが必要 | 残置物そのままOKな場合あり |
業者買取の事例
- 事例1:急な転勤の場合
40代男性・会社員。転勤が決まり3か月以内に引っ越しが必要。仲介では買主が見つかるか不安だったため、業者買取を選択。契約から約3週間で代金が入金され、無事に新天地へ出発できました。 - 事例2:相続した空き家の場合
60代女性。相続した実家が古く、空き家のまま放置すると固定資産税や管理負担が大きいため業者買取を選択。荷物がそのまま残っていても引き渡しできる業者を見つけ、手間をかけずに処分できました。
こんな人におすすめ!チェックリスト
仲介に向いている人
- 少し時間がかかっても できるだけ高く売りたい
- 住宅ローンの残債を完済するために 高値での売却が必要
- 広告や内覧で近所に知られることが あまり気にならない
- 築浅や人気エリアなど、売れやすい物件を所有している
業者買取に向いている人
- 早く売却して現金化したい(転勤・離婚・相続など)
- 周囲に知られずに売却したい
- 古い家や空き家で、仲介ではなかなか売れそうにない
- 売却後のトラブル(雨漏り・シロアリなど)を避けたい
- 荷物を片付ける時間や労力がない
まとめ
不動産売却には「高く売りたい」なら仲介、「早く安心して売りたい」なら業者買取、と目的に応じた選択が大切です。
最近では「買取保証」という仕組みもあり、まず仲介で販売し、売れなければ業者が買い取るという柔軟な方法も登場しています。
ご自身の状況に合った方法を選び、安心して次のステップに進みましょう。
☆大阪市・北摂・摂津市の不動産のご購入・ご売却はトータルサポートに特化した東淀川区のコネクトホームにお任せ下さい!
お客様のご状況をお聞きした上で最適なご提案をさせていただきます。