不動産を売却する際、多くの方が「できるだけ高く売りたい」と考えるはずです。その気持ちに応えるように、相場よりも明らかに高い価格を提示してくる不動産業者が存在します。
一見、魅力的に見えるその提案。
でも、それは「高預かり」という売れないリスクをはらんだ危険な手法かもしれません。
■ 高預かりとは?
高預かりとは、不動産会社が売主の希望や期待に合わせ、相場以上の価格で媒介契約(売却活動の依頼)を結ぶことを指します。
例:
- 相場:3,500万円
- 売主の希望:4,000万円
- 業者:「4,100万円でも売れると思いますよ!」
このように、高値で預かることで「契約を取りたいだけ」の業者もいます。
■ なぜ注意が必要なのか?
1. 売れ残るリスクが高い
市場価格とかけ離れている物件は、買主から敬遠され、内覧すら入りません。最終的に「値下げ→さらに売れ残り→買い叩かれる」と悪循環に陥るケースも。
2. 時間を無駄にする
売れない期間が長くなると、次の住み替え計画や資金計画にも影響します。タイミングを逃すと、損失につながる可能性も。
3. 「売れない物件」というレッテルが貼られる
長くネットに掲載されている物件は、「訳あり?」と見なされ、印象が悪くなります。
■ 高預かりを見抜くポイント
- 複数社に査定依頼し、相場感を確認する
- 査定価格の根拠(過去の取引データ・近隣相場)を明確に説明できるかを見る
- 「絶対にこの価格で売れます」と断言する業者には要注意
- 適正価格や販売戦略について、現実的な提案をしてくれる業者を選ぶ
■ まとめ:信頼できるパートナーを選ぶことが何より大切
「高く売りますよ」という言葉に惑わされず、冷静に相場を見極め、実績と信頼のある不動産会社と取引をすることが、結果的に**“一番高く売る近道”**になります。
不動産売却は情報と判断力がカギ。後悔のない売却のために、業者選びは慎重に行いましょう。
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