ここ数年で、スーパーの食料品からガソリン、電気代まで…
「なんでも値上がりしている」と感じる人は多いのではないでしょうか?
これは一時的な現象ではなく、日本でも本格的な“物価高”の波が来ているということ。
実はこの流れ、住宅にも大きな影響を与えています。
この記事では、**物価高が住宅価格や住宅ローン、維持費にどう影響するのか?**について、わかりやすく解説します。
■ 1. 建築コストの上昇=新築価格が高騰
最も顕著なのが、新築住宅の価格への影響です。
原因は主に以下の3つ。
- 建材価格の高騰(木材、鉄、コンクリートなど)
- 人件費の上昇(職人不足・最低賃金の上昇)
- エネルギーコストの増加(輸送費・電気代など)
これらのコスト増加により、新築一戸建ての価格はこの数年で数百万円規模で上昇しているケースも珍しくありません。
■ 2. リフォーム・修繕費も上がっている
「中古住宅なら安心?」と思いきや、実はリフォームや修繕費用にも物価高の影響がじわじわと。
- キッチン・浴室の設備代が高騰
- リフォーム業者の施工費も上昇中
- 外壁塗装や屋根修理なども数年前より高め
つまり、「中古を買って安くリフォーム」という戦略も、数年前よりコストがかかる可能性があるのです。
■ 3. 電気代・ガス代などのランニングコストも上昇
住宅の**“維持費”**にも物価高は影響しています。
- 電気代:再エネ賦課金や燃料調整費で上昇
- ガス代・灯油代:世界情勢により不安定な推移
- 水道代も自治体によって徐々に値上げ傾向
特に断熱性能の低い住宅では、光熱費の上昇が家計を直撃することに。
省エネ性能の高い住宅(ZEHなど)への関心が高まっているのも、この影響の一つです。
■ 4. 金利上昇リスクにも注意が必要
現在はまだ住宅ローンの金利は低水準を維持していますが、物価上昇が続くと日銀が利上げに動く可能性も。
将来的に金利が上がれば…
- 変動金利型の住宅ローンの返済額が増える
- 今後借りる人にとっては、借入総額が増える
「今が買い時」とされる一因には、“低金利のうちに固定する”という戦略も含まれています。
■ 5. 住宅価格は“下がりにくくなっている”
一昔前は、「家は年数が経つと価格が下がる」が常識でした。
しかし、近年は物価高・需要増・土地の供給不足などの影響で、住宅価格が下がりにくい時代に突入しています。
特に都市部や人気エリアでは、
「今買わないともっと高くなるかも」という不安から需要が先行し、相場が維持または上昇している状況です。
■ まとめ:物価高=住宅購入にも“タイミング”と“計画性”が必要な時代
項目 | 影響内容 |
---|---|
新築住宅 | 建築コストの上昇で価格が高騰 |
リフォーム費 | 資材・人件費高騰で値上がり傾向 |
光熱費 | 電気・ガス代の上昇が家計を圧迫 |
ローン金利 | 将来的に上がる可能性がある |
不動産価格全体 | 高止まり・上昇傾向が続く可能性 |
物価高の時代において住宅を購入するには、
「何となくマイホームが欲しい」ではなく、家計・ライフプランを冷静に見直し、情報を見極める目が重要です。
とはいえ、すべての人に「今すぐ買うべき」でも、「待った方がいい」でもありません。
自分のタイミングと条件に合った選択をすることが、何よりも大切です。
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