⭐不動産売買で知っておきたい「公道」と「私道」の違い

家や土地を買うとき、意外と見落としがちなポイントが「前面道路の種類」です。
一見すると同じ道路に見えても、「公道」か「私道」かで、将来の暮らしや資産価値が変わることがあります。


公道とは

  • 国・都道府県・市区町村などの公的機関が所有・管理する道路
  • 誰でも自由に通行でき、維持管理は行政が行います
  • 固定資産税や修繕費用の負担なし
  • 配管工事なども、行政の許可を取れば可能

メリット

  • 管理の手間や費用がかからない
  • 将来売却しやすく、資産価値を保ちやすい

私道とは

  • 個人や法人、複数人が所有する道路
  • 見た目は公道と変わらないことも多い
  • 維持管理や修繕は所有者や共有者で負担
  • 水道・ガス工事の際は所有者や共有者の承諾が必要になることも

注意点

  • 工事費用を住民で割るケースがある
  • 共有者が多いと、承諾や調整が大変
  • 金融機関によっては住宅ローン審査が慎重になる場合も

事例:購入後に発覚した私道トラブル

相談に来られたお客様で下記のような事がありました。
Aさんは築浅の中古戸建を購入。
引っ越し後、ガス管の老朽化で工事が必要になった際、前面道路が「私道」であることを初めて知りました。
工事には道路所有者全員の署名が必要でしたが、共有者の一人が連絡不通。結果、工事が半年遅れ、仮設ガスボンベ生活に。
Aさんは「契約前に私道の権利や承諾状況を確認しておけばよかった」と後悔されておられました。


買う前に必ずチェック!

  1. 登記簿で道路の所有者を確認
  2. 私道なら通行・掘削承諾があるか書面で確認
  3. 共有者が多い場合は連絡先や関係性も把握

まとめ

公道は管理や将来売却の面で安心ですが、私道でも権利関係が整っていれば問題なく暮らせます。
大切なのは「契約前に確認すること」。不動産会社と一緒に、道路の種類や権利をしっかり調べてから契約しましょう。

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