不動産を売却しようとしても、必ずしもすぐに買い手が見つかるとは限りません。
そこで今回は、売れなかった場合の費用や対応策について Q&A形式 でわかりやすく解説し、実際の事例やプロのチェックリスト、さらに失敗を避けるためのコツもご紹介します。
Q1. 売れなかった場合でも仲介手数料はかかりますか?
A. いいえ。仲介手数料は 契約が成立したときにのみ発生 する費用です。
売れなかった場合は支払う必要はありません。
Q2. では、全く費用はかからないのですか?
A. 基本的には無料で売却活動できますが、次のようなケースでは費用が発生することがあります。
- 土地の 測量費用
- 古家を壊す場合の 解体費用
- 内覧の印象を良くするための リフォームやクリーニング代
- 特別な広告を依頼した場合の 広告費
Q3. 長期間売れない場合はどうすればいいですか?
A. 次のような見直しがおすすめです。
- 売却価格を調整する
- 売却方法を変更する(業者買取を検討するなど)
- 販売期間を延長して様子を見る
Q4. 「業者買取」にするとどんなメリットがありますか?
A. 業者買取には次のような特徴があります。
- 短期間で現金化できる
- 仲介手数料が不要(直接取引の場合)
- リフォームや解体などの費用が不要(現状のまま売却できる)
ただし、一般の買主に売るより価格は低くなる傾向があります。
Q5. 仲介と業者買取、どちらを選べばいいですか?
A. 目的に応じて選びましょう。
項目 | 仲介による売却 | 業者買取 |
---|---|---|
売却価格 | 高くなる可能性がある | 相場より安くなる傾向 |
売却までの期間 | 数ヶ月〜1年以上かかる場合も | 早ければ数日〜数週間 |
仲介手数料 | 成約時に必要 | 不要(直接取引の場合) |
費用(リフォーム・解体等) | 自己負担になることが多い | 不要(現状のまま売れる) |
向いている人 | 少しでも高く売りたい人 | 早く現金化したい人、費用負担を避けたい人 |
実際の事例
❌ 失敗事例
Aさんは築30年の一戸建てを売却しようと仲介を依頼しました。
「できるだけ高く売りたい」と考え、相場よりも高い価格で売り出したところ、1年以上経っても買い手が見つかりません。
その間に固定資産税や管理費用もかかり、結局、価格を下げて再度売却活動をすることになりました。
👉 ポイント:欲張りすぎる価格設定は売れ残りにつながり、結果的に負担が増えることもある。
✅ 成功事例
Bさんは相続した空き家を売却しようとしましたが、老朽化が進んでいてリフォーム費用が高額になりそうでした。
不動産会社から「業者買取ならそのままでも買い取れる」と提案され、買取に切り替えたところ、数週間で現金化に成功。
仲介手数料やリフォーム費用もかからず、スムーズに売却できました。
👉 ポイント:早く売りたい、余計な出費を避けたい場合は業者買取が有効。
プロのアドバイス:売却前のチェックリスト
✅ 相場より高すぎる価格設定になっていないか?
✅ 物件の魅力を十分に伝えられる写真・資料になっているか?
✅ 内覧時に印象を悪くする要素(汚れ・荷物の多さ)がないか?
✅ 測量やリフォームなど、必要な準備を検討しているか?
✅ 「仲介で粘る」のか「業者買取で早期売却する」のか、目的を整理できているか?
よくある失敗を避けるための3つのコツ
- 価格は「相場」を基準に設定する
高すぎる価格は売れ残りの原因に。査定結果を複数社から取り、適正価格を見極めましょう。 - 売却の「目的」を明確にする
「少しでも高く売りたい」のか、「早く現金化したい」のか。目的によって仲介か業者買取か、選ぶ方法が変わります。 - 不動産会社に丸投げせず、自分でもチェックする
販売状況や内覧の反応をこまめに確認し、必要なら価格や売り方を柔軟に修正することが大切です。
📌 まとめ
不動産売却は「売れなければ仲介手数料はかからない」のが基本ですが、測量やリフォームなどで費用がかかることもあります。
長期間売れない場合は、価格の見直しや業者買取を利用することで、余計な負担を避けながらスムーズに売却できる可能性が高まります。
今回のチェックリストとコツを活用して、失敗しない売却活動を進めてみてください。
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